日別アーカイブ: 2021年8月27日

【声明】8.24パラリンピック不当弾圧と警察の暴力に対して、渾身の怒りを持って抗議する

【声明】8.24パラリンピック不当弾圧と警察の暴力に対して、渾身の怒りを持って抗議する

8月24日午後7時過ぎ、反五輪の会とオリンピック災害おことわり連絡会によって呼びかけられた「パラリンピック止めろ!開催に抗議するスタンディング」に参加するため、集合場所へ向っていたAさんが、襲いかかってきた大量の警察官たちに取り抑えられ、パトカーで連れ去られる事件が起こりました。さらにその後、近くにいた抗議者が警察に投げ飛ばされ、地面に後頭部を打ち流血する怪我を負いました。このような警察の暴力と不当逮捕は、パラリンピック開幕式に反対する抗議者の声を封じ込め、制裁を加えるという、反オリンピック・パラリンピック運動に対する弾圧に他なりません。

わたしたちは今回の不当逮捕・弾圧に対し、国内外の多くの仲間たちと結束して断固として抗議し、Aさんを一日も早く取り返すことを目指します。

パラリンピック開会式への抗議行動は、開会式会場となっている国立競技場横のJOC(日本オリンピック委員会)ビル前での集合が呼びかけられていました。

しかし、車道を「通行規制」しているはずの警察は、歩行者に対しても異様な過剰警備を行っていたのです。最寄りの駅がある外苑前交差点には警察の指揮車が2台が停まっており、歩道では大量の警察官たちが、競技場方面へ向かう通行人をむやみやたらに止め、どこへ向かうのか、何しに行くのか、など質問をして公然とつきまといを行っていました。

また、国立競技場から500メートルほど手前の、青山高校前、秩父宮ラグビー場がある地点の歩道を柵で封鎖し、横断歩道の両脇には二重の開閉式のフェンスで車道を封鎖し、大量の警察官たちがものものしい雰囲気で立ち塞がっていました。

阻止線となっている横断歩道を人々が渡る際、警察官たちは立ち止まるな!と、歩行者を強く押すなどかなり乱暴に歩道に押し込め密集した状況を作り、その異様な警備に対して集まった人たちは「警察は暴力をやめろ!」と抗議していました。その時、突然多くの警察官がAさんに襲いかかり、ほかの抗議者たちとは逆の方向へAさんを押し出しそのまま連れ去ってしまいました。大量の警察官たちにもみくちゃにされるなかで抗議者の一人が投げ飛ばされ、後頭部を打ち出血する怪我を負いました。

更に、他の大量の警察官たちが、横断歩道や付近の抗議者たちを、突き飛ばしたり、体をぶつけて強く押したり、背負っている荷物を引っ張るなどして、ものすごい勢いで警察が柵で囲った歩道の一部へと押し込めました。警察官たちは、力ずくで抗議者たちを押し込めながら「危ない!危ない!」「押さないで!」と虚言を弄し、転倒させ怪我人が続出する事態を誤魔化し、「お姉さん!お姉さん!危ないから!」などと大声で叫び、抗議者に対する虐待・ハラスメントを繰り広げました。

後頭部の怪我を負った人が、暴力をふるった警察から離れたいと言っているにもかかわらず、警察官たちは何度も近づき取り囲もうとするなど、二次加害も起こしました。更に、本人は断っているにもかかわらず執拗に救急車で病院へ行くことを勧め、挙げ句の果てには、勝手に救急車をよびつけました。救急隊員たちは、怪我を負った本人から警察官に暴力をふるわれて怪我をしたこと、そして救急搬送されることを望んでいないことを知り、そのまま引き上げることになりました。コロナ対応で多忙の中、あろうことか、警察のメンツと言い訳のためだけに振り回されることになったのです。

 命を蔑ろにし、嘘と暴力で飾られた最悪のパラリンピック開会式に対し、抗議者たちは渾身の怒りで「警察は暴力をやめろ!」「仲間を返せ!」「パラリンピックは暴力の祭典だ!」と声をあげ続け、その後も、Aさんが取り押さえられている赤坂署へ向かい「仲間を返せ!」「警察はふざけるな!」と深夜まで抗議の声は止みませんでした。

一方、Aさんが連れ去られた30分後、開会式真っ只中に警察はAさんを逮捕したことをマスコミに発表し、一部メディアはその警察発表をそのまま垂れ流しました。警察発表には、事実と異なる情報も含まれていました。オリンピック・パラリンピックに反対する者に対する悪意に満ちた見せしめ逮捕を、絶対に許すことは出来ません。

わたしたちの怒りは収まりません。

赤坂署はAさんを直ちに返せ!警察の暴力は許さない!

東京オリンピック・パラリンピック組織員会は、嘘と暴力に飾られたパラリンピックを即刻中止しろ!

オリンピック・パラリンピックは廃止しろ!

わたしたちは、Aさんの一日も早い奪還を実現します。

2021年8月27日

8.24パラリンピック弾圧救援会
オリンピック災害おことわり連絡会「おことわりんく」
反五輪の会

<抗議先>
警視庁赤坂署 184-03-3475-0110
<救援カンパにご協力をお願いします!>
郵便振替00100-3-105440「救援連絡センター」
※通信欄に8.24パラリンピック弾圧救援と明記ください。

 8.27組織委前スタンディング:命の切り捨て 暴力まみれのパラリンピック開催強行許さない

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 命の切り捨て 暴力まみれのパラリンピック開催強行許さない

       8.27組織委前スタンディング

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https://tmblr.co/ZVXF2tagtDuYaa00
https://twitter.com/hangorinnokai/status/1430872165750960130?s=20

日時:8月27日(金) 19:00 晴海トリトン前集合

呼びかけ:反五輪の会 おことわりんく

8月23日、東京パラリンピックは、中止を求める切実な抗議の声を文字通り権力と暴力で弾圧する中で開催強行されました。

オリンピック開催中から新型コロナ感染者数は爆発的に増加し、入院できず自宅療養という名の放置を強いられている人は東京だけでも25,000人を超えています。

そんな中、パラリンピックより命を守れ!という当然の抗議をした人が不当逮捕され、複数人が警察の暴力によって負傷させられました。

人々の命を切り捨て、暴力まみれで開会されたパラリンピックを許さない。今すぐ中止しろ。

東京2020オリンピック・パラリンピック組織委員会のある晴海トリトン
前で声をあげましょう!

<アクションに参加を予定されている皆さんへ>

※プラカード、鳴り物歓迎

※マスク着用、手指消毒、参加者間の距離の確保などコロナ感染予防対策にご協力のうえ参加をお願いします。

※ナショナリズムを象徴するもの、国旗の持ち込み、ヘイトスピーチはおことわりします。 私たちは「国民」という表現を使いません。この社会で生活するすべての人の命、権利を訴えます。

※意見の相違を暴力で解決することを肯定、開き直りする個人、団体の参加はお断りいたします。

※撮影・中継をされる際は参加者の肖像権にご配慮ください。参加者が撮影・録音を拒否する意思表示を示した場合には、これを尊重し、記録と利用をただちにおやめください。