(紹介)ジュールズ・ボイコフ『オリンピック反対する側の論理』 コメントを残す ジュールズ・ボイコフ井谷聡子・鵜飼哲・小笠原博毅監訳本体 2,700円ISBN 978-4-86182-846-1発行 2021.4【内容】すでにオリンピックは、歴史的役割を終えた――『NYタイムズ』紙いま世界の多くの市民が「オリンピックはいらない!」と叫んでいる……。元五輪選手であり、オリンピック研究の世界的第一人者である著者が、平昌、リオ、ロンドン、そして東京、ロス、パリの開催地・予定地での調査・取材をもとにまとめた、世界に広がる五輪反対の動き、その論理と社会的背景。今日のオリンピックは“資本主義の化け物”である……。今世界で、さまざまな社会的公正を求める市民が、こぞって「オリンピックはいらない!」と声をあげている。2024年パリ大会、2028年ロス大会に対しては、現地で大規模な反対運動が巻き起こっている。膨大な費用、環境破壊、弱者を追い詰める開催地の都市開発、選手を使い捨てする過度な商業化……。本書は、オリンピック研究の世界的第一人者が、各国の反対運動を調査し、世界に広がる五輪反対の動き、その論理と背景をまとめたものである。 版元:作品社ウエッブ